Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)

Written by: Noritaka Kuroiwa, Tomohiro Iwafuchi Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。 会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第2回目では、「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」のデモンストレーションとして、vCAC(vCloud Automation Center) – vCO(vCenter Orchestrator) – vC Ops(vCenter Operations Manager) – F5 BIG-IP LTM の連携をご紹介します。 サービスに対する負荷が急増した場合、サービスを提供するサーバを追加/起動(スケールアウト)することで安定したサービスを提供することが可能になります。逆に負荷が軽減した際にはサーバを停止/削除(スケールイン)することで、リソースの有効活用が可能になります。サーバーの追加/起動、停止/削除を人手を介さずに、自動で行うことでオートスケール環境を実現します。 エンドユーザーは、ロードバランサーを経由してWeb サーバにアクセスする構成となります。仮想化環境の運用管理を行うvC Ops でWeb サーバのワークロードをモニターし、CPU 使用率を閾値に、vCO にSNMP-Trap を送付します。vCO では、SNMP-Trap の中身を精査し、定義したワークフローを基に、スケールアウト、スケールインを実行します。 スケールアウトする際にはサーバを追加するのと同時に、追加したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーに追加するワークフローを実行します。逆にスケールインした際にはサーバを削除し、削除したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーから削除します。 下記はスケールアウトする際に実行するvCO ワークフローの例です。この中では仮想マシンを追加/起動し、起動した仮想マシンのIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスをロードバランサーのプールに追加しています。 下記はスケールインする際に実行するvCO ワークフローの例です。ロードバランサーのプールメンバーからサーバのIPを削除し、対応する仮想マシンを停止/削除しています。 負荷に応じたWEBサーバの自動展開(オートスケール)のデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。 […]]> Written by: Noritaka Kuroiwa, Tomohiro Iwafuchi

Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。



vCAC の提供するサービスカタログ



会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第2回目では、「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」のデモンストレーションとして、vCAC(vCloud Automation Center) – vCO(vCenter Orchestrator) – vC Ops(vCenter Operations Manager) – F5 BIG-IP LTM の連携をご紹介します。



コンポーネント間の連携



サービスに対する負荷が急増した場合、サービスを提供するサーバを追加/起動(スケールアウト)することで安定したサービスを提供することが可能になります。逆に負荷が軽減した際にはサーバを停止/削除(スケールイン)することで、リソースの有効活用が可能になります。サーバーの追加/起動、停止/削除を人手を介さずに、自動で行うことでオートスケール環境を実現します。


エンドユーザーは、ロードバランサーを経由してWeb サーバにアクセスする構成となります。仮想化環境の運用管理を行うvC Ops でWeb サーバのワークロードをモニターし、CPU 使用率を閾値に、vCO にSNMP-Trap を送付します。vCO では、SNMP-Trap の中身を精査し、定義したワークフローを基に、スケールアウト、スケールインを実行します。



vC Ops(vCenter Operations Manager)によるワークロードのモニター



スケールアウトする際にはサーバを追加するのと同時に、追加したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーに追加するワークフローを実行します。逆にスケールインした際にはサーバを削除し、削除したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーから削除します。



BIG-IP LTM のプールメンバー設定画面



下記はスケールアウトする際に実行するvCO ワークフローの例です。この中では仮想マシンを追加/起動し、起動した仮想マシンのIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスをロードバランサーのプールに追加しています。



vCO ワークフロー(Scale-OUT)



下記はスケールインする際に実行するvCO ワークフローの例です。ロードバランサーのプールメンバーからサーバのIPを削除し、対応する仮想マシンを停止/削除しています。



vCO ワークフロー(Scale-IN)



負荷に応じたWEBサーバの自動展開(オートスケール)のデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。


動画リンク 「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」



vCAC サービスカタログからAuto Scale サービスを申請 以降は動画を参照ください



Interop 2014 関連リンク


Interop Tokyo 2014 VMware SDDC におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメント 〜Best of Show Award への挑戦〜

Interop Tokyo 2014 自宅でNSX VMware Hands On LABS のご紹介

Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏

Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構 築TIPS

Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化

Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)

Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介






from VMware Blogs http://bit.ly/1rCNyUU